クレジットカード

【2026年最新】クレジットカード海外事務手数料 比較ランキング|手数料が安いカードはどれ?

2026年版のクレジットカード海外事務手数料比較ランキングを紹介する記事のアイキャッチ画像

海外でクレジットカードを使うと、現地の金額より請求額が高くなることに気づいた方も多いのではないでしょうか。その差の多くは海外事務手数料為替レートの基準差によるものです。

2024年〜2025年にかけて、三井住友・楽天・エポス・PayPayカードをはじめ多くのカードが海外事務手数料を一斉に引き上げました。2026年3月時点で低水準を維持しているのはイオンカードとJCBプロパーカードの1.60%です。

この記事では、各カード会社の公式発表をもとに、現時点で確認できる海外事務手数料を比較・ランキング形式で解説します。推測の数字は使わず、曖昧な情報には「公式サイトをご確認ください」と明記しています。

目次
  1. この記事の結論
  2. 海外事務手数料とは?初心者向けに分かりやすく解説
  3. なぜ同じ金額でも請求額が変わるのか
  4. 2026年版 主要クレジットカードの海外事務手数料 比較表
  5. ブランド別レート確認方法(Visa / Mastercard / JCB / American Express)
  6. 実際の請求額シミュレーション
  7. 実用目線でおすすめのカード
  8. 海外事務手数料でカードを選ぶときの注意点
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ

この記事の結論

結論を先にお伝えします。

  • 海外事務手数料が最も低いカード(2026年3月時点):イオンカード・JCBプロパーカード(ともに1.60%)
  • 相次ぐ改定で多くのカードが3.63〜3.85%に値上がりしています
  • 同じブランドでも発行会社によって手数料が異なります(たとえばJCBブランドでも、PayPayカードは3.85%)
  • 手数料だけでなく、国際ブランドの基準レートも請求額に影響します
  • 海外旅行のメインカードを選ぶなら、手数料+用途(マイル・保険・ラウンジ)のバランスで選ぶのが現実的です
2026年3月時点のクレジットカード海外事務手数料の要点をまとめた図解

海外事務手数料とは?初心者向けに分かりやすく解説

海外事務手数料(かいがいじむてすうりょう)とは、海外のお店でクレジットカードを使って外貨建てで決済したときに、カード会社が請求額に上乗せする手数料のことです。「外貨取扱手数料」「海外利用事務処理手数料」と呼ばれることもあります。

たとえばアメリカで100ドルのお買い物をした場合、単純に「その日のドル円レート × 100」が請求されるわけではありません。カード会社が定めた換算レート(国際ブランドの基準レート+海外事務手数料)を使って円に換算した金額が請求されます。

手数料が高いカードと低いカードでは、同じ100ドルの買い物でも数百円の差が生まれることがあります。年間を通じて海外利用額が大きい方は、カード選びの重要なポイントです。

なぜ同じ金額でも請求額が変わるのか

「同じ100ドルなのに請求額が違う」のは、2つの要素が組み合わさっているからです。

① 国際ブランドの基準レート(換算レート)

Visa・Mastercard・JCB・American Expressはそれぞれ独自の為替基準レートを設定しています。このレートは毎日変動し、市場の実勢レート(インターバンクレート)にわずかな差を加えたものになっています。ブランドによって日々のレートが異なるため、同じ日に同じ金額を使っても、使うカードのブランドによって請求額が変わることがあります。

② カード会社の海外事務手数料

基準レートの上に、さらにカード会社が設定した手数料が加算されます。これが海外事務手数料です。この料率がカードごとに異なり、低いカードで1.60%、高いカードで3.85%という差があります。

つまり、請求額は以下のように決まります。

【計算の基本式】
請求額(円)= 外貨金額 × (国際ブランド基準レート + 海外事務手数料分)

または、

【わかりやすい近似式】
請求額(円) ≒ 外貨金額 × 換算日の参考レート × (1 + 海外事務手数料率)

なお、換算日はカードを使った日ではなく、カード会社に売上データが届いた日(通常は利用日から2〜5営業日後)が適用されます。

「現地通貨払い」と「日本円払い(DCC)」の違いに注意

海外の店舗やATMで「日本円でお支払いしますか?」と聞かれる場合があります。これはDCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)という仕組みで、その場で円換算するサービスですが、通常はカード会社の基準レートより不利なレートが適用されることが多いため、基本的には「現地通貨で払う」を選ぶ方が有利です。

2026年版 主要クレジットカードの海外事務手数料 比較表

以下は、各カード会社の公式発表・公式サイトをもとに作成した比較表です(2026年3月時点)。確認日と根拠URLは後述の「確認に使った公式ソース一覧」をご参照ください。

カード名国際ブランド海外事務手数料改定・適用開始日注意点
イオンカードVisa / Mastercard / JCB1.60%(現行据え置き)全ブランド共通。公式FAQ(faq.aeon.co.jp)に記載
JCBカード(プロパー)JCB1.60%(非課税)(現行据え置き)JCBが「事務処理コスト」として基準レートに加算。公式サイト(jcb.co.jp)に明記
リクルートカード(JCB)JCB1.60%(現行据え置き)Visa/MC版は3.85%。ブランドで大きく異なるため要注意
ANAカード(JCB)JCB1.60%(非課税)(現行据え置き)JCBブランド選択の場合。Visa版(三井住友発行)は3.63%。詳細は公式サイトを確認
JALカード(JCB)JCB1.60%(非課税)(現行据え置き)JCBブランドのJALカードの場合。Visa/MC版は3.63%に改定済み
アメリカン・エキスプレス(直接発行)American Express3.5%2025年8月1日〜改定前は2.0%。個人カード・ビジネスカード対象。税の扱いについては公式サイトをご確認ください
三井住友カードVisa / Mastercard3.63%2024年11月1日〜改定前は2.20%。Oliveフレキシブルペイも同様に改定
ANAカード(Visa・三井住友発行)Visa3.63%2024年11月1日〜三井住友カード発行分のため、同社の改定に準じる。公式サイトを確認推奨
楽天カードVisa / Mastercard / JCB / American Express3.63%2025年3月1日〜改定前は2.20%。全ブランド共通。公式(rakuten-card.co.jp)に記載
JALカード(Visa・Mastercard)Visa / Mastercard3.63%2025年1月20日〜三菱UFJニコス発行分に準じた改定。公式(jal.co.jp/jalcard)に記載
エポスカードVisa3.85%2025年7月1日〜改定前は2.20%。エポスはVisaのみ。公式(eposcard.co.jp)にお知らせあり
apollostation cardVisa / Mastercard / JCB / American Express3.85%2024年12月4日〜改定前は2.20%。出光カード全般が対象。公式(idemitsucard.com)に改定案内あり
apollostation THE PLATINUM(セゾン・アメックス)American Express(セゾン発行)3.85%2024年12月4日〜(推定)※セゾンカードの改定と同条件と推定されるが、詳細は公式サイト(idemitsucard.com)をご確認ください
PayPayカードVisa / Mastercard / JCB3.85%2025年3月10日〜改定前はVisa/MC 2.20%、JCB 1.60%から全ブランド一律3.85%へ。公式(paypay-card.co.jp)に記載
セゾンカードVisa / Mastercard / JCB / American Express3.85%2024年12月4日〜改定前は2.20%(Visa/MC)、1.60%(JCB)等。公式(saisoncard.co.jp)にお知らせあり
リクルートカード(Visa/Mastercard)Visa / Mastercard3.85%(改定後)Visa/MC版は3.85%。詳細は公式サイト(recruit-card.jp)をご確認ください

※上記の手数料率は、各カード会社の公式発表・公式サイトをもとに作成しています。改定のタイミングや対象範囲はカードの種類によって異なる場合があります。最新情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。

ブランド別レート確認方法(Visa / Mastercard / JCB / American Express)

海外事務手数料はカード会社の費用ですが、適用される基準レートは国際ブランドが設定します。各ブランドの公式ツールで確認できます。

Visaの基準レート確認方法

Visaの公式サイト(usa.visa.com)にある「Exchange Rate Calculator」で確認できます。

  • URL:https://usa.visa.com/support/consumer/travel-support/exchange-rate-calculator.html
  • 「Card Currency」にJPYを選択、「Transaction Currency」に現地通貨を入力、「Bank Fee」は0で検索すると基準レートが確認できます

Mastercardの基準レート確認方法

MastercardのCurrency Converterから確認できます。

  • URL:https://www.mastercard.com/global/en/personal/get-support/currency-exchange-rate-converter.html
  • 「Your Card Currency」にJPYを選択、取引通貨・金額・日付を入力して計算します

JCBの基準レート確認方法

JCBは公式サイト(jcb.jp)に過去のレートを公開しています。

  • 日本円(JPY)基準:https://www.jcb.jp/rate/jpy.html
  • 米ドル(USD)基準:https://www.jcb.jp/rate/usd.html

American Expressの基準レート確認方法

American Expressは基準レートを公式サイト上で一般公開していません。アメックスは「AEEML(アメリカン・エキスプレス・エクスポージャー・マネジメント・リミテッド)」が管理するレートを使用しており、請求明細で確認する形になります。ご利用後の請求書またはオンライン明細から換算日・換算レートを確認してください。

なお、各ブランドのレートは毎日変動します。実際の請求額は利用日のレートではなく、カード会社に売上データが届いた日(通常は利用日から数営業日後)のレートが適用される点にご注意ください。

実際の請求額シミュレーション

海外事務手数料の違いが実際の請求額にどう影響するかをシミュレーションします。ここでは参考として「1米ドル=150円」のレートを仮定します(実際のレートは国際ブランドのツールで確認してください)。

シミュレーション①:100ドル(約15,000円相当)の買い物

クレジットカードの海外事務手数料を比較し100ドル利用時の請求額差をまとめた図解

※上記は参考計算です。実際のレートは利用日・ブランドによって異なります。端数処理もカード会社によって異なる場合があります。

シミュレーション②:1泊200ドルのホテル宿泊

クレジットカードの海外事務手数料を200ドル利用例で比較した図解

1.60%と3.85%の差は約2.25ポイントです。200ドルのホテル代なら約675円、1,000ドルの海外旅行なら約3,375円の差になります。年に何度も海外に行く方には、カード選びが大きな節約につながります。

なお、「ポイント還元率1%」のカードでも、手数料が3.85%であれば差し引きの実質負担は2.85%近くになります。手数料とポイント還元率をセットで考えることが重要です。

実用目線でおすすめのカード

【手数料最優先】万人向け:イオンカード

全国際ブランド(Visa・Mastercard・JCB)で1.60%と業界最安水準を維持しているのがイオンカードです。年会費無料で、海外でもイオンのWAONポイントが貯まります。海外事務手数料を最低限に抑えたい方に幅広くおすすめできます。ただし、海外旅行保険が付帯していないため、別途保険の手配が必要です。

【マイル派・JCBブランド志向】JCBプロパーカード

JCBが直接発行するカード(JCB一般カード、JCBゴールド、JCB THE CLASSなど)は、1.60%(非課税)を維持しています。JCBは米国・欧州の一部では使えない加盟店もありますが、ハワイ・韓国・台湾などでは加盟店が多く、JCBプラザも利用できます。ANAカードやJALカードのJCB版も同様に1.60%です。

【海外旅行保険重視】楽天カード(確認推奨)

楽天カードは2025年3月から3.63%になりましたが、カードの知名度と入手のしやすさ、楽天市場でのポイント優遇があります。海外旅行保険も付帯(利用付帯)しています。手数料だけで選ぶ最有力ではありませんが、楽天経済圏を活用する方には選択肢になります。

【ガソリン利用者・プラチナ特典も使いたい方】apollostation THE PLATINUM

apollostation THE PLATINUMは、海外事務手数料は3.85%前後と低くはありませんが、プライオリティ・パスが年30回無料、国内外の旅行保険も充実しています。ガソリン代の値引きも魅力で、ガソリン車ユーザーでプラチナ特典も活用したい方には差別化できるカードです。

【アメックスブランドを使いたい方】アメックス直接発行カード

アメリカン・エキスプレスが直接発行するカード(グリーン・ゴールド・プラチナ等)は、2025年8月からの外貨取扱手数料が3.5%です。セゾン発行のアメックスブランドカード(apollostation THE PLATINUM等)は3.85%のため、純粋なアメックス直接発行カードの方が手数料面では優位です。ただし年会費が高めになる点も考慮が必要です。

海外事務手数料でカードを選ぶときの注意点

同じブランド名でも発行会社で手数料が違う

たとえばJCBブランドのカードでも、JCBが直接発行するカードは1.60%ですが、PayPayカード(JCBブランド)は3.85%です。「JCBだから安い」とは限りません。発行会社(カード会社)ごとに設定が異なります。

手数料率は変更される可能性がある

2024〜2025年にかけて、多くのカードが海外事務手数料を値上げしました。今後も改定が行われる可能性があります。この記事の数値も参考情報として捉え、申込・利用前は必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

ポイント還元率との相殺を確認する

還元率1.0%のカードで手数料3.63%なら、実質的な負担は2.63%程度。還元率1.2%のカード(リクルートカードJCBなど)で手数料1.60%なら実質0.4%程度。手数料とポイント還元率は必ずセットで比較しましょう。

海外旅行保険・ラウンジ・マイル特典とのバランス

手数料が安いカードでも、保険や特典が充実していない場合があります。旅行保険は「付帯型(持っているだけ)」と「利用付帯(旅行代金をカード払いした場合のみ)」で補償内容が違う点も確認してください。

現地通貨払いを選ぶ(DCCに注意)

前述のDCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)に同意してしまうと、カード会社のレートより不利なレートが適用される場合があります。海外のお店や両替所で「日本円でよいですか?」と聞かれたら、原則として現地通貨を選択することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q1. 海外事務手数料はいつ請求されるの?

海外事務手数料は、通常の海外利用代金に含めて請求されます。明細書には明細とは別建てで表記される場合もありますが、多くのカードでは「外貨利用分の円換算後金額」に手数料が内包された形で請求されます。詳細はご利用のカードの明細書または会員サイトでご確認ください。

Q2. 海外でカードを使うとき、VisaとJCBはどちらが得?

カードの発行会社と手数料率によって異なります。イオンカードのようにどのブランドでも1.60%のカードもあれば、PayPayカードのようにVisaもJCBも同じ3.85%のカードもあります。また、JCBはハワイ・韓国・台湾など加盟店が多い地域とそうでない地域があるため、渡航先の加盟店状況も合わせて確認しましょう。

Q3. 海外ATMでキャッシングするときも手数料はかかるの?

海外キャッシングには「海外事務手数料」ではなく、利息(ATM利用手数料を含む)が発生します。ただし多くのカードでキャッシングの場合は事務処理手数料が非徴収となっています(カードによって異なります)。エポスカードのFAQでは「海外キャッシングサービスでは海外事務手数料は徴収しない」と明記されています。詳細はご利用のカードの公式サイトをご確認ください。

Q4. 海外での円建て決済(DCC)でも手数料はかかるの?

DCCで日本円決済を選んだ場合、店側の設定した為替レートが適用されます。加えてカード会社の海外事務手数料も別途かかることがほとんどです。つまり「二重に不利なレート」になる可能性があるため、基本的にDCCは避けることをおすすめします。

Q5. 楽天カードの海外事務手数料はいつから変わりましたか?

楽天カードは2025年3月1日より、海外事務手数料を従来の2.20%から3.63%に改定しました(公式サイト rakuten-card.co.jp 参照)。これはVisa・Mastercard・JCB・American Expressの全ブランド共通です。

Q6. エポスカードはなぜ他のカードより手数料が高いのですか?

エポスカードは2025年7月1日より、海外事務手数料を2.20%から3.85%に引き上げました(公式サイト eposcard.co.jp 参照)。改定前は2.20%と低水準でしたが、改定後は3.85%と高めになっています。海外旅行保険が充実している点は変わりませんが、手数料目的での保有は見直しが必要な場合があります。

Q7. イオンカードはなぜ1.60%を維持できているの?

イオンカードが1.60%を維持している理由について、公式には発表されていません。多くのカード会社が値上げする中で据え置いている点は注目に値しますが、今後の改定については公式サイトでの最新確認を推奨します。

Q8. apollostation cardとapollostation THE PLATINUMの手数料の違いは?

どちらも出光クレジット株式会社が発行するカードです。
ただし、apollostation THE PLATINUM は「セゾン・アメリカン・エキスプレス」名称の提携カードで、券面やサービス表記に違いがあります。

まとめ

2026年3月時点での海外事務手数料比較をまとめます。

  • 最低水準(1.60%):イオンカード・JCBプロパーカード・リクルートカード(JCB)・ANAカード(JCB)・JALカード(JCB)
  • 中間水準(3.5%):アメリカン・エキスプレス直接発行(2025年8月1日以降)
  • 3.63%グループ:三井住友カード・楽天カード・JALカード(Visa/MC)・ANAカード(Visa)
  • 3.85%グループ:エポスカード・apollostation card・PayPayカード・セゾンカード・apollostation THE PLATINUM・リクルートカード(Visa/MC)

2024〜2025年にかけての一斉値上げにより、「どこも同じくらい」と思っていた手数料に大きな差がついています。海外利用額が大きい方ほど、カード選びの違いが実際のお金に影響します。

カードを選ぶ際は、手数料の低さだけでなく、利用ブランドの加盟店の広さ・海外旅行保険の内容・ポイント還元率・年会費とのバランスを合わせて検討してください。

最新情報は変更される可能性があるため、申し込み前・利用前に必ず各公式サイトをご確認ください。