2026年5月1日発券分から、ANA・JALの両社がそろって燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を大幅に引き上げます。欧米路線はどちらも片道56,000円と非常に高い水準です。
では、ANAとJALどちらで発券したほうが燃油は安いのでしょうか?両社のマイルを併用しているマイラーにとっては、発券先の選択で家族4人分なら数万円の差が出ます。
📌 この記事でわかること
- 💴 ANA vs JAL 路線別の燃油サーチャージ早見表
- 👨👩👧👦 家族旅行での実際の差額シミュレーション
- 🎯 どちらのマイルで特典航空券を取るべきかの判断軸
ANA・JAL公式発表PDFをベースに、ズバリの結論と路線別差額を整理します。
🎯 結論:路線別おすすめ発券先
- ハワイ・韓国・台湾:JALが安い(ハワイ家族4人で16,800円差)
- タイ・シンガポール:ANAが安い(家族4人で4,800円差)
- 欧米・中東・オセアニア:両社同額56,000円(必要マイル数で選択)
💴 ANA vs JAL 路線別 燃油サーチャージ早見表(2026年5月発券分・片道)
| 路線 | ANA | JAL | 差額 | 安いのは |
|---|---|---|---|---|
| 欧州・北米・中東・オセアニア | 56,000円 | 56,000円 | ±0円 | 同額 |
| ハワイ | 36,800円 | 34,700円 | 2,100円 | JAL |
| インドネシア・インド | 36,800円 | 34,700円 | 2,100円 | JAL |
| タイ・シンガポール・マレーシア | 29,000円 | 29,600円 | 600円 | ANA |
| ベトナム・フィリピン・グアム | 19,700円 | 19,500円 | 200円 | JAL |
| 中国・香港・台湾 | 14,700円 | 14,200円 | 500円 | JAL |
| 韓国・極東ロシア | 6,700円 | 6,500円 | 200円 | JAL |
※JALの「スリランカ」「ブルネイ」「ロシア各都市」など、ANAと路線区分が一部異なります。詳細は各社公式サイトをご確認ください。
家族4人往復で見る実差額
| 路線 | ANA 4人往復 | JAL 4人往復 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 欧米 | 448,000円 | 448,000円 | ±0円 |
| ハワイ | 294,400円 | 277,600円 | 16,800円 |
| タイ | 232,000円 | 236,800円 | 4,800円 |
| 韓国 | 53,600円 | 52,000円 | 1,600円 |
ハワイ家族旅行なら、燃油だけでJALが約17,000円お得という結果に。
⚙️ 算定ルールの共通点と違い
両社ともシンガポールケロシン市況の2か月平均×為替2か月平均で算定し、2か月単位で固定するという大枠は同じです。今回の5〜6月発券分では、両社とも2〜3月の2か月平均値をベースに算定されています。
| 区分 | ANA | JAL |
|---|---|---|
| 参照指標 | シンガポールケロシン市況 | シンガポールケロシン市況 |
| 算定方式 | 2か月平均×為替平均 | 2か月平均×為替平均 |
| 適用サイクル | 5-6月/7-8月/9-10月…の2か月固定 | 5-6月/7-8月/9-10月…の2か月固定 |
| 参照期間(2026年度改定後) | 適用月の3・2か月前の2か月平均 | 適用月の3・2か月前の2か月平均 |
| 不適用条件 | 6,000円を下回る場合 | 6,000円を下回る場合 |
| 払戻時の扱い(詳細は各社規定による) | 全額返金 | 全額返金 |
ANAは2026年度から参照期間を「4・3か月前→3・2か月前」に1か月前倒しする制度変更を明示しており、市況変動がより早く価格に反映されるようになりました。JALも改定時期表で同様に2〜3月平均値を対象期間として明示しています。
※払戻時の取扱いは「未使用の航空券」「使用済み区間を含む場合」などで条件が異なります。運賃側の取消料・払戻手数料も別途発生する場合があります。詳細は必ず各社公式ページおよび運賃規定をご確認ください。
特典航空券への適用
- ANA特典航空券:発券時の燃油サーチャージを現金で別途支払い
- JAL特典航空券:公式PDFに「JALマイレージバンク国際線特典航空券をご利用の場合にも、同額を適用」と明記
どちらもマイルと燃油の組み合わせで、燃油部分は現金負担となります。
🎯 どちらのマイルで特典航空券を取るべき?
マイラーにとって「燃油が安い方で発券する」は重要な判断軸ですが、それだけでは決められません。以下の4要素で総合判断しましょう。
① 燃油サーチャージ金額
→ ハワイ・韓国・台湾はJALが有利/タイ・シンガポールはANAが有利/欧米は同額
② 必要マイル数
- ANA特典航空券(レギュラーシーズン・エコノミー)
- ハワイ往復: 40,000マイル
- 欧米往復: 55,000〜60,000マイル
- JAL特典航空券PLUS(ローシーズン・エコノミー)
- ハワイ往復: 40,000マイル〜
- 欧米往復: 50,000〜55,000マイル〜
必要マイルはJALがやや少なめなケースが多い一方、PLUSの可変レートで繁忙期は増加します。
③ 空席の取りやすさ
両社とも繁忙期(GW・お盆・年末年始)の家族4人同時確保は困難。ANAは「ANA SKY コイン」で運賃購入に補填可能、JALは「どこかにマイル」「特典航空券PLUS」など代替手段が用意されています。
④ マイル有効期限・貯めやすさ
- ANAマイル: 36か月(一般会員)
- JALマイル: 36か月(一般会員)
- ポイントサイト経由で貯めやすさに差(個別環境による)
🗺️ 路線別おすすめ発券先まとめ
| 目的地 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ハワイ | JAL | 燃油16,800円安(家族4人) |
| 欧米 | 必要マイルで選ぶ | 燃油同額 |
| タイ・シンガポール | ANA | 燃油4,800円安(家族4人) |
| 韓国・台湾 | JAL | 燃油わずかに安 |
| グアム | JAL | 燃油わずかに安 |
❓ よくある質問(FAQ)
Q. 両社マイルを合算することはできますか?
A. できません。ANAマイルとJALマイルは別プログラムで相互移行不可です。
Q. 片道ANA、復路JALという発券はできる?
A. 1つの特典航空券としてまとめることはできませんが、片道ずつ別々に発券する形なら可能です。JALは片道特典航空券に対応しており往復は片道必要マイルの合算、ANAも国際線特典航空券は片道計算ベースで発券可能です。ただしこの場合、燃油サーチャージは両社それぞれの片道分が発生します。
Q. 燃油が下がるのを待つべき?
A. 搭乗日が決まっているなら待つリスクは高いです。原油下落報道が続く時期のみ、次回発表を待つ判断が有効です。
Q. どちらも家族特典航空券に使える?
A. ANAは「ANAカードファミリーマイル」、JALは「JALカード家族プログラム」で家族マイル合算が可能です。ただしANAの家族合算は日本居住のANAカード会員向けサービスが前提、JALも所定の家族プログラム登録が必要です。貯蓄段階で家族合算を組んでおくと発券自由度が上がります。
まとめ
- 2026年5月発券分の欧米路線は両社同額56,000円
- ハワイ・韓国・台湾はJALが安い/タイ・シンガポールはANAが安い
- 両社とも算定方式・2か月サイクル・払戻全額返金は同じ仕組み
- マイラーは燃油+必要マイル+空席の3軸で発券先を選ぶのが正解
各社の詳細は以下の個別記事もご参照ください。
公式一次情報
- ANA 燃油特別付加運賃の改定について
- ANA 2026年5月1日以降ご購入分 基準テーブル(PDF)
- JAL 国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内
- JAL 国際線「燃油特別付加運賃」改定条件・ゾーン表
本記事の金額・ルールは2026年4月時点の公表情報に基づきます。最新情報は必ず各社公式サイトでご確認ください。
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